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人類が初めて手にした金属は、銅だといわれています。そして、銅は古くから私たちの人類の生活に、また文化の発展に幾多の貢献をしてきました。こういう長い歴史と伝統に築きあげられてきた銅は、今日なお伸銅品、電線、鋳物として、私たちの生活の向上と産業の進展に大きな役割を果たしております。
伸銅品と私たちの生活は大きいつながりをもち、またそのつながりは遠い歴史のむこうからだんだん広がりながら、現在まで続いてきました。
それでは、伸銅品にはどんな合金と形状があり、それはどのような特性をもっているかについて説明してみましょう。
伸銅品とは、銅及び銅に亜鉛を加えた黄銅(昔は「しんちゅう」とも呼ばれた)、すず及びりんを加えたりん青銅、ニッケル及び亜鉛を加えた洋白などの銅合金を、溶解、鋳造、圧延、引抜き、鍛造などの熱間又は冷間の塑性加工によって板、条、管、棒、線などの形状に加工した製品の総称です。 |
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板とは、平らな形状の製品、条とはコイル状に巻かれた形状の製品をいいます。
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管とは、中が中空の形状の製品で、真っすぐ又はコイル巻で供給されます。
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一般的には、径6mm以上の製品を棒、それ以下の製品を線といっています。通常、棒は真っすぐ、線はコイル巻の形状で供給されます。
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