1. 安全成績 |
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平成25年の安全成績は、死亡災害2件(前年0件)、休業災害27件 (前年25件)、不休災害52件(前年56件)、休業度数率1.68 (前年1.52)、強度率0.99(前年0.04)となった。
休業以上の災害発生件数及び度数率については、27件、1.68と共に前年(平成24年)に比べ微増となった。
強度率については、重大災害が2件発生したため0.99と、大幅に増加した。
なお、不休災害の発生は52件と前年の56件を下回り、休業災害と合わせた災害合計発生件数も79件と過去のベストの平成21年の79件と肩を並べる水準となった。
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2.休業災害発生状況 |
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平成25年に発生した休業以上の災害27件の状況は以下の通りである。
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1) 傷病程度 |
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休業以上の27件を傷病程度別に見ると、死亡2件(前年0件)、休業8日以上20件(前年11件)、休業7日以下5件(前年14件)となっている。
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2) 休業日別・時間別
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作業日別では、第1作業日12件(前年6件)と圧倒的に多くなっており、第3作業日5件(前年5件)と続いている。
時間別では、10時〜12時6件、14時〜16時5件、16時〜18時5件と発生している。
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3) 勤続年数別・年齢別 |
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勤続年数別では、勤続年数10年未満が8件と最も多く、25年未満5件、30年以上5件と続いている。
年齢別では、31歳以上40歳未満が9件、51歳以上60歳未満が8件と多くなっている。
年齢別の千人率で見ると、51歳〜55歳が5.31と最も高く、次いで56歳〜60歳の5.27、61歳〜65歳の4.71と続いている。
また、非公式統計の経験年数別の発生状況では、5年未満が7件と最も多く、次いで10年未満6件、2年未満4件と続いている。
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4)原因別・部署別
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27件を"動力運転災害"、"作業行動災害、""特殊危険災害他"に分類すると、動力系13件(前年13件)、作業系10件(前年9件)、特殊災害他4件(前年3件)となっている。動力運転や作業行動系において、機械の取扱いに起因する動くものの事故は相変わらず多くなっており、はさまれ・まきこまれ系の事故も13件(前年11件)発生している。
部署別では、鋳造が7件(前年3件)と多くなっており、以下製管6件(前年3件)、製板・条が5件(前年5件)、製棒・線が4件(前年5件)となっている。
千人率では、鋳造が9.96と高く、以下製管が7.26、製棒・線が5.01と続いている。
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5)傷名別・部位別 |
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傷名別では、"不完全骨折・完全骨折"が合わせて9件(前年11件) と最も多くなっており、その他では切創が5件(前年1件)、火傷5件(前年0件)となっている。
部位別では、上肢部の指部が10件(前年9件)と多くなっており、次いで顔部、上膊部、手部、足部が各々2件となっている。
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6)平成25年度の年齢別・勤続年数別・部署別人員構成 |
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平成25年末現在の伸銅業の年齢別・勤続年数別・部署別人員構成を調査した。総従業員は、8,041名と前年より135名の減少となった。
年齢別で最も比率が高いのが、36歳〜40歳以下の16.0%、次いで41歳〜45歳以下の15.0%、31歳〜35歳以下の13.6%となっている。
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